特殊な家

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特殊な家

朝五時 私の朝は比較的早い、身支度をして六時半には出かける、だがそれ以上に母親の朝は早い私のお弁当をわざわざ準備してくれるこんなにありがたいことはない、そして見送ってくれるそして必ず言ってくれる言葉がある 「いってらっしゃい電車に気をつけるのよ」 電車に乗ることはあるが出かける前は必ず言ってくる、それが謎だいつから言い始めたのかも分からないし電車じゃない時も言ってくる。特に気にしていなかったが、よくよく考えると変だ、私があまり考えない性格のため気にしてなかったが少し気になったことはずっと気になってしまう性格のため、バイト中ずっとその事ばかり考えていてバイトに身が入らなかった。 バイト先の友達に聞いてみても普通はそんなこと言われないが大半だった、 「行ってらっしゃい頑張ってね」派の家 もあったが我が家のような特例では無かったので、除外することにした。 しかも妹と弟には言っていないような気がする、我が家が特殊ではなくて私がおかしいことに気がつき、驚いた今日は早く帰ろう今日こそは聞かなくてはならないそんな予感がしたからだ。
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