そらいろかさの だいぼうけん

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 すると、思いもよらないことばが聞こえてきた。 「あまりにすてきなかさだから、ほしくなっちゃったんだよね」  どろぼうさんが、おどろいて顔を上げる。  みよちゃんは、にっこりとわらっていた。 「そのかさ、おにいさんにあげる」 「いや、そんなわけには……。これは、きみのおとうさんのかさでしょう?」  すると、おとうさんもやさしくほほえんだ。 「空色のかさ、あなたによくお似合(にあ)いですよ」 「でも……」
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