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ある日、ようやく雨がふってきた。
「さあ、行こう」
おとうさん、ぼくをお外につれていく。
ぼくは体をめいっぱい広げ、のびのび、わくわく、のびのび、わくわく。
ポツポツ、ポツポツ。
ピシャピシャ、ピシャピシャ。
ぼくの体でお水がはねて、きれいな雨音聞こえてる。
とってもとっても、きもちいい。
「雨でも、まるで晴れてるみたいだね」
おとうさん、ぼくの空色を見て、楽しそうにわらってる。
よろこんでくれて、うれしいな。
「ちょっと買いものに、行ってくるよ」
おとうさん、ぼくをドアの前において、お店の中へ入っていった。
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