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「警察だぁ。」
ホストクラブ天下統一に警察が入ってきた。常見と嵯峨が警察手帳を出した。
「平将門こと諸田寅之助、暴行、傷害、職業安定法違反で逮捕する。」
常見は将門に逮捕状を突きつけた。
将門は常見や嵯峨にグラスやシャンパンボトルを投げつけた。
グラスが粉々になり、割れたシャンパンボトルが吹き出した。
「知らねぇよ。
サツはおとなしく交通違反の取り締まりでもしてな。」
将門は床にツバをはいた。
「同棲していた飲食店従業員の女性20歳に対して殴る蹴るの暴行を働き、頭蓋骨陥没、右足粉砕骨折で全治六ヶ月の怪我。天下統一のライバル店ホストクラブダークスカイの若手男性従業員22歳をナイフで切りつけ、逃走。
若手男性従業員のアパートから平将門こと諸田寅之助容疑者の毛髪が発見された。諸田、LSDで前科があるよなぁ。
諸田の毛髪サンプルは警察に保管されていた。」
将門は常見に嵯峨に向かってウイスキーボトルやグラスを投げつけた。
「諸田、それにこれはなぁ公務執行妨害だぞ。
加えて、食品メーカー事務員の女性34歳が金を払えないと知って、風俗に売り飛ばした。
中洲にあるホワイトエンジェルという店だ。」常見が淡々と将門に言った。
「騙される方が馬鹿なんだよ。
知恵が足りないんだ。
どこまでお花畑なんだか。
ダークスカイの男は客を寝とった。
自業自得だよ、全く。
金のないヤツはその代償を払わねばならない。自由競争は資本主義の原理だろ。
警察なんだからそれくらい分かるだろうが。馬鹿か。」
ふてぶてしい表情の将門。
「織田信長こと西山達也、小倉界隈でご老人を騙し、振り込め詐欺を働きその受け子を行っていた。詐欺罪で逮捕する。」
信長は警官に赤ワインをぶち撒けた。
信長は嵯峨に手錠をかけられた。
「源義経こと奥平憐。女子高生ら10人に売春斡旋を行っていた。
児童福祉法違反及び売春防止法違反で逮捕する。」
義経は裏口に逃げた。
裏口には小倉署の警官が待ち構えていた。そして、義経は逮捕された。
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