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血の分けた兄妹、姉妹だからって絶対に固い絆で結ばれているわけではない。
それは歴史が結論づけている。
かつて織田信長や伊達政宗は実の弟をその手にかけている。
今の時代でも似た事は多いはずだ。
父親の会社を継ぎたい兄と友人達と新しく会社を立ち上げたい弟。
何故なら弟は兄と父が好きではなかった。
かたぶつで仕事の事しか頭にない父にしがみつく様に兄は勉強している。
親の期待を裏切りたくない兄は必死に勉強をした。
弟はそれを見ていた。
そして嫌気が差した。
バカバカしいと。
遊んでもくれず、これが本当に家族なのか?
これが血を分けた兄弟なのか?
それに比べて自分を大切にしてくれたのは血も繫がっていない彼らだ。
彼らこそ我が兄弟だ。
苦楽を共にしていつだって味方でいてくれた。
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