200人が本棚に入れています
本棚に追加
と身体を仰け反ると、ボスは嬉しそうに笑う。
「朱里の感じる姿は、やはり興奮するな」
そして変態的な発言までしてくるけど、ボスの手は緩むことはない。
「ボス……」
「だから、KENGOだって」
ボスは私のグショグショになったショーツを、ゆっくりと引き下ろしていく。
「そろそろ欲してる頃だろ?なあ、朱里」
ボスは変態的な笑みを浮かべると、自分の大きくなったその欲望を緩めることなく、私の中に沈めてくる。
「あっあっ……!」
沈められたその欲望に、私は抗うことなど出来ずにいるのだ。
「今日も感度がいいな、朱里」
そのまま私の中を激しく責めてくるボスに、私は意識を何度も飛ばされそうになる。
「あっ、あんっ……KENGO、さんっ」
ボスの名前を呼ぶことを許されるのは、こうしてボスとベッドの上で熱情的に身体を重ね合っている時だけだ。
「朱里、もっと欲しいんだろ? ほら、欲しいと言えよ」
こうやって幾度となく私の中に腰を打ちつけてくるボスの表情を見れるのも、私だけの特権。
私にしか見れない、ボスの裏の顔だ。この表情は、私しか見ることを許されない。
「あっ……もっとっ」
「ほら、早く言えよ」
「っ、もっと……欲しい、ですっ」
ボスはこうして意地悪ばかり言うけど、それが気持ちいいと感じる私も、多分変態なのだろう。
「久城とのセックスはどうだった?朱里」
ボスはずるい。こうして情事の最中に、数時間前に抹殺した相手との情事のことを、聞いてくるのだから。
最初のコメントを投稿しよう!