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同級生のお父さんは、苦笑いで私に挨拶してくれたが、子どもながらにも目の前の大人のガッカリ感が伝わる。
3人でアイスを食べ、帰り際に封筒を同級生に渡して仕事だと言って帰った。
帰り道、
「お父さんとお母さん離婚したんだ、月1回僕と会って、養育費を渡す約束したんだ。
僕は会いたくない、お父さんもお母さんも嫌いだ」
と、教えてくれた。
私には衝撃だった。
こんな家族があるんだと。
私は勘違いした、4人揃っている私の家は幸せだ殴られても、家族だと。
たぶん、今も昔も子ども時代が一番理不尽な時代だ。
よく(家族が大事で子供は未来の光だ)とか綺麗事を言うが、そうだろうか。
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