アレク

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誰しも殻の中に篭っている。 自らの宇宙で孤独に嘆き悲しむ、人は誰しも一人ぼっちだ。   「アレク、何やってるの早くきなよ」    天空の空飛ぶ円盤がこちらにやってきて少女と共に手招きをした。 「いやだよ、その乗り物なんか嫌いなんだ」 「バカ言ってんじゃないよ、学校に遅れるよ」 学校、学校はアレクにとって何をすべき場所なのかあまりよく分からなかった。行って帰ってきての繰り返し、永劫回帰の日常を過ごしていた。 『今日も電波障害にご注意ください』 電光掲示板に刻まれた注意事項。 この国では定期的に電波障害が起こる。それは直接脳に作用して障害を引き起こす。 そうすると、互いの意識下の中に入り込むことができるようになるのだ。   頭の中にクラスメイトのおはようの挨拶が入り込んでくる。 おはようおはようおはようおはよう、アレクは目を閉じると専用の電波遮断機を耳に当てた。 「大体、天気が悪すぎる」 「仕方ないじゃない、遮断機をつければいいでしょう」

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