7・わたしのブルーバード

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***  翌朝。  裕生は先に起きていた。  シャワーを浴びたようで、まだ髪が濡れている。  しかも、タオルを首にかけているけれど、上半身は裸のまま。  その姿が、男の人に対する言葉としてはふさわしくないかも知れないけれど、ドギマギするほど色っぽくて、目のやり場に困ってしまう。  裕生はわたしのそばに来て、額の髪をよけると、そっと口づけた。   「おはよう」 「お、おはよう」 「大丈夫か?」 「何が?」 「いや、その、昨晩、俺、夢中になっちゃったから。かなり無理させたかなと思って」    とたんに、昨晩のあれこれが頭に登ってきて、いたたまれない気持ちになった。 「わたしも、シャワー浴びてくる」  起き上がると、自分があられもない格好をしていることに気づいて、慌ててシャワールームに駆け込んだ。
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