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家に帰ると、玄関に入るなり靴も脱がないまま息も出来ないほど激しくキスを貪られる。
「んっ、んん」
口の中を蹂躙されるような深い口付けに、跳ねる水音に空気が混ざると、泡立ったぐちゅりとした音がして、身体の奥が徐々に熱くなってくる。
カバンを投げ捨てるようにその場に落とすと、コートを脱いでそれも投げ捨てる。
そのまま辿々しく靴を脱いで玄関を上がると、キスをしたままリビングに移動して、ブラインドの降りた薄暗い部屋のラグの上に押し倒される。
「あっ。あふっ、んん」
口の中が泡立って唾液が溢れると、じゅるりと音を立てて、煌耶が厭らしくそれを啜って飲み下す。
ニットの上から乳房を強く掴まれて、舞琴の身体はそれを待っていたように甘く痺れた。
「舞琴を食べさせて」
「またそんなこと言う」
クスクス笑って啄むキスをすると、煌耶は舞琴の首筋に顔を埋めて舌を這わせ、吸い付くように唇を当てると、耳朶を甘噛みしてから耳の中に舌先を忍ばせる。
「やぁん、だめっ、汚いから」
「舞琴はどこも甘くて唆られる」
耳元で甘く囁かれると、下肢の狭間がじゅんと湿りを帯びるのを感じた。
ニットの上から乳房を弄んでいた煌耶の大きな掌が、ゆっくりと動いて直接肌に触れると、お腹の奥がじんじんと疼く。
やがて胸元に辿り着いた掌が、指を引っ掛けてブラジャーをめくると、硬く隆起した乳首が飛び出した。
「もうこんな硬くなってる」
「だって……いやっ、あぁん」
すぐに口に含まれて甘噛みされると、ピリッとした甘い痺れに腰が揺れる。
「舞琴はエッチだね。そんなに腰振って、どうして欲しいの」
「もう、意地悪言わないで」
拗ねたように尖らせた舞琴の唇に啄むキスをすると、煌耶の両手が外から掬うように乳房を中央に寄せ、ぷっくり膨らんだ乳首をぺろぺろと舐る。
「やっ、それダメぇ」
じゅるりと吸い上げる音を立てて甘噛みしながら乳首を責め立てると、片手を胸元から外してフレアスカートをたくし上げ、溢れた蜜が染み出したショーツのクロッチに指が当てがわれる。
「どうしたの、こんなにびしょびしょにして」
「いや、もう言わないで」
「舞琴は本当に可愛いね」
そう呟いて乳首を噛むと、舞琴の身体に余すところなく口付けしながら、膝を割って顔を埋めると、むっと立ち込める香りが強い濡れそぼったそこに、ストッキングの上から舌を這わせる。
「あぁあ、ダメっ、そんなの汚いよ煌耶ぁ」
「舞琴の身体に汚いところなんてないよ」
ストッキングとショーツ越しに煌耶の鼻先が敏感なところを擦ると、嬌声と同時に腰が揺れる。
「舞琴、おいで」
身体を離した煌耶に手を引かれて身体を起こすと、背後から抱き寄せられるようにソファーに座り、両足の膝を折って脚を大きく広げられる。
「なに、恥ずかしいよぉ」
「こんなに溢れさせて、恥ずかしいじゃないでしょ」
クロッチを指先にカリッと引っ掻かれて、舞琴の身体は大きく跳ねる。
「これ邪魔だから取るよ」
「え?」
耳元で囁きが聞こえたかと思うと、次の瞬間ストッキングが裂かれ、破けた隙間を煌耶の手の甲が厭らしく撫でる。
「ああっ、ちょっやだもう」
「新しいの買ってあげるってば」
破れたストッキングを更に引き裂いて、剥き出しになる内腿にゆっくりと指先を這わせると、ショーツを僅かにずらして蜜口に指を忍ばせる。
「なにもう、とろっとろになってるじゃない」
「やぁあ、言わないで」
「でも見えるでしょ。見てごらんよ」
耳元で囁くと、改めて見てと呟いて、最初から容赦なく2本の指を一気に挿し込んで、じゅぶじゅぶと泡立つ水音を立てて、蜜壺の浅瀬が掻き回される。
「あっ、やぁあだ。ダメぇ」
「こんなとろとろにしてるクセに」
そう言うと、ぐずぐずに蕩けた蜜壺に煌耶の指が根元まで挿し込まれて、奥のいいところを擦られて腰が揺れる。
「美味しそうに呑み込んで、きゅうきゅう締めてくるよ。ここ触ったらどうなっちゃうかな」
「やっ、やめて」
煌耶は蜜壺を掻き混ぜながら浅瀬に指を戻すと、溢れた蜜を絡めて、秘裂に埋もれた蕾を親指の腹でグリグリと押し潰すように捏ね始めた。
「あぁああっ、やっ、ダメぇえ」
「可愛い。膨らんできたね、コリコリしてる」
「やあぁあ、イクっ、イッちゃう」
「いいよ。気持ち良くなってよ」
開脚させられたまま、蜜壺を容赦なく指で犯されるのを見せつけられて、弱いところを擦りながら蕾まで弄られると、舞琴の羞恥は高まり、それに反して劣情が一気に身体を駆け巡る。
「ああぁ、ヤダ、だめぇ、出ちゃう、なんか出ちゃうよぉ」
「見せて。俺しか見てないんだから」
「いやぁあ、ダメっ、あっ、あっ、イク、イッちゃう」
腹の奥がムズムズして蜜壺を掻き回す煌耶の指を締め付けると、舞琴は小さな悲鳴を上げて腰を震わせた。
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