384人が本棚に入れています
本棚に追加
寛也さんとのセックスが終わり、シャワーを浴びてバスローブを着た。
ソファに座って、寛也さんの肩にもたれる。
シャンプーの香りがして、それだけでドキドキする。
また来週も再来週もこうして会いたい。
寛也さんと1つになれる時間を心から強く期待した。
私は寛也さんと別れ、1人でマンションに戻り、部屋の玄関ドアを見て驚いた。
一瞬にして血の気が引いた。
そこには「不倫女」と書かれたビラが貼り付けられていたからだ。
嘘…
寛也さんとの不倫がバレてしまった?
いったい誰がこんなことを?
どうしよう、これじゃあ圭輔に知られてしまう。
とにかく私は慌ててそれを剥がして部屋の中に入った。
それと同時に、電話の着信音が鳴った。
心臓が止まりそうなくらい驚いた。
非通知…?
『…は、はい』
怖かったけど出てしまった。
『あなた不倫してますよね?』
最初のコメントを投稿しよう!