俺たちの気持ち

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俺は少し緩んだコージさんの腕の中で半回転し、その逞しい首に両腕をまわす。 俺の濡れた瞳が、欲情をちらつかせるコージさんの瞳を捕らえる。 そう…この人からは俺に手を出さない。それなら俺が。 俺からコージさんの唇を奪った。 コージさんの身体が固まるのがわかる、でもすぐに俺を強く引き寄せ頭を固定させる。 唇を優しく噛まれ、口を開けと強請られる。 コージさんの舌が、俺の口内を余すとこなくクチュクチュと舐め回す。 「ぷ…は…コージ…さん…ん…はぁ…」 コージさんのあたってる…大きい… その視線の先に気付いたのか、コージさんが腰を引いた。 『悪かった…』 「何に謝ってるの?」 『手…出さないって言ったのに…』 「キスしたかったのは俺ですよ?」 俺はそう言って、ガチガチになったコージさんのに自分のモノを擦り付ける。 『ああ…マコトくん…ダメだ』 「こうしたいのも、俺です。コージさんが嫌ならやめます」 『嫌なわけない…一緒に握って扱いてもいいかい?』 「はい…でもすぐイっちゃいそう」 『俺ももう…我慢できない』 コージさんの大きな手が、ふたりの芯を優しく扱く。 「あ…あ…コージさん…や…」 『ああ…気持ちいいな。もっとその可愛い声が聞きたい』 「コージさん…お願い…キス…」 ちゅ…ちゅる… 「あぁっ…ダメ…イクっ!」 『マコトくんっ!』 かぁぁ…俺はなんて事を… 「すいません…コージさん…手、汚しちゃった…」 『ん…』 コージさんはイったばかりで恐ろしいぐらいに色っぽい目で俺を見つめながら、精液で濡れた手をペロリと舐めた。 「うわっ…」 俺は慌ててシャワーを取り、コージさんの手を綺麗に流した。 『もっと君を味わいたかったのに…』 「恥ずかしいから、やめてください!」 『君が嫌なら仕方ない…』
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