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司書の仕事は思った以上ハードなもので。
カウンターでの本の貸出返却、レファレンスというお客さんの求めている本を検索して探したり、本を元あった棚に戻す作業。事務室で本の背ラベルやババーコードの装丁、イベントの準備に本の予約の連絡をお客さんに伝えるなどやることが多い。それでも毎日忙しい毎日の中仕事にやりがいを感じていた。
一日でも早く仕事を覚えて一人前の司書になりたいと思いながら日々を過ごしていた。
ほぼ毎日図書館を利用しているお客さんとカウンターで出会うと、「新人さん?頑張ってね」と一言声をかけてくれた。その言葉に支えられながらも新しい環境で覚える仕事を頑張っていた。
どんな環境でも良い人、悪い人はいるのだ。私の好きな図書館を利用する人でも少し気が難しい方や印象の良い方がいるのだと、ここで働くうちに嫌でも気づくいてしまう。
図書館側はお客さんに対して丁寧な言葉遣いで対応する。お客さんに対して威張ったり偉そうな態度はしないのだが、お客さんからは威張られたことはある。
挨拶を返すことだったり、「本を借りしていきますね」や「ありがとう」のたった一言あるかないかという些細なことでで印象はガラリと変わる。
その人の人間性がわかるというのはこういう場面なのだろうと実感した。
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