73人が本棚に入れています
本棚に追加
「ほれほれ舌を出せ裕介くん、これが欲しいんじゃろ」
と1000円札をひらひらさせる。まあ金欠だから欲しいけどさ…
「変態ジジイかよ」
と右手の人差し指と親指で穴を作り口元に運んで舌を出す。
「えっちだね〜」
と写真を撮る音がした。
「はい、これにて閉店ガラガラ終了でーす」
とズラを取る。これ蒸れてあっちい。とあぐらをかいた。
「そっちのがさっきのより萌えるな…」
「撮んな」
はあ…何やってんだろ俺。そうしてみこっちゃんは帰って行った。
「疲れた…」
「その割には楽しそうだったじゃない」
「まあ、俺も大概みこっちゃんの事好きですし」
友として。
「……………、?」
「え?なんすか」
「…いや、なんでもないわ」
と胸の辺りをさするユリ先輩。
「ま、あたしもう寝るから」
「えっ早くね」
まだ10時だぜ?
「そりゃそうよ、美容にも気を遣ってるんだから早寝は基本よ」
「さすが…じゃあ明日も起こしてくださいね」
「あんたあたしを良いように使うんじゃないわよ」
「てへぺろ」
「真顔で言うもんじゃないわよ」
と先輩は寝に入った。俺はゲームして寝たのは3時くらい。まあ普通だろこれが。
最初のコメントを投稿しよう!