月あかりのすみれの花と初恋と。
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「あ、ありがとう。」 絞り出すような声だったが、ホッとしたように男の子は微笑んだ。昼間は太陽に照らされて輝いてた茶色の髪の毛は夜はソーラーライトの明かりと同じ色になっている。男の子を見つめていると、「おしっこ。大丈夫なの?」全然ロマンチックじゃないセリフが飛び出してきた。現実に引き戻された私は力が抜けて、笑ってしまった。
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