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妖精はまた、薬草リキュールを飲んだ。
相当強いのだろう。
オルロフが答えた。
「俺の国とは逆だな。
ガキの頃は剣術とか、みっちりしこまれるが、
成人になると、自由になる」
小屋のランプが自然に灯った。
外はもう、木々の影が暗い。
「ああ、話して夢中になってたから・・
暗くなっちゃった。どうしよう」
妖精は、ちょっと心配げに言った。
「もう少し、俺は君の国の話を聞きたいな。
とてもおもしろい。
いろいろな国をまわったが、一番ヘンテコだ。」
オルロフは笑った。
この妖精は本当にかわいらしい。
ずっと見つめていたい。
妖精は言った。
「私も・・こんなにグスタフの人としゃべったのは初めて。
遠くで見たことはあったけど・・」
あなたがうらやましい。
私もいろいろな所に行ってみたい」
オルロフは感じていた。
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