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おへその裏まで届いてるんじゃないかと思うような大きな異物が、身体の一番奥に確かに存在してる。
これ以上は絶対に無理なところまでつながって、それでもお互いに満足できずに息を乱して。
今はまだ、薄い一枚のゴムに隔てられているけれど。
いつか…本当にいつか、環境が整うことがあったなら、この人のすべてをこの身体の中に受け入れたいと思う。
「結花…大好き…」
うわごとのようにそんなことを呟きながら、凌がもっと奥へ来たいというように腰を突き入れてくる。
お尻をつかむみたいにされてるから、もうこれ以上近づくことはできないのに…それでも私ももっと奥に欲しい。
…どうしたらもっと近づけるんだろう。
カリッと、胸の先を噛まれた。
「ん…」
痛いと気持ちいいの中間。
私の表情を伺いながら、そっと私の身体を回転させ始める。
したいことはわかるから、脚を上げて凌の身体をまたいで。凌と同じ方向を向いて座り直す。つながったままだから…すごく気持ちいい。
向きが変わるとまた当たるところが変わって…私が中で一番感じるところに凌のものがこすりつけられる。
本当は、もっと激しく抜き差しして奥を攻め立てる方が、凌は気持ちいいはず。でも、私が快感の絶頂に近づいてるから…多分待ってくれてる。
凌が、一番気持ちいい蕾に同時に爪を立ててきた。
「あぁ…ッ」
これをされて気持ちいいのは、もう私も理性がふっとんじゃったあとだけ。
余りの快感に、自分から腰を凌に押し付けて届く限界まで飲み込んで、身もだえるしかなくて…
こうなってしまったら、私はあまり痛みを感じない。
胸の先をきつくつぶされても気持ちいいだけ。
凌とつながったところは、もう多少の無茶をされたって痛むことはない。
それだけの回数を受け入れてきたし、凌は十分に準備をしてくれるから。
ただ、これ以上してしまうと…今はいいけど明日ちょっと辛いかな。
わかっているのに、私も流されてしまうと凌のことを止められないんだから同罪だ。
久しぶりに、試合後でもないのに二人して止まんなくなっちゃってる…
頭ではわかっていながら、天国にいるような快感に身を任せた。
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