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「ははっ、可愛いな漣。」
そう言うと颯祐は、自分でベルトを外してファスナーを下げると、腰を上げて一気に腿までスラックスを下げた。
目の前に現れた颯祐のモノは、ボクサーパンツの中でぎゅうぎゅうになっていて、先っぽが今にも顔を出しそうな位に大きくなっていた。
大きい。背も高いからか、驚くほど大きくて僕の口に入るか心配になった。
僕の手を取ると、颯祐は自分の大きくなったモノにあてて、「はぁ…」と声とも言えぬ息を吐いた。
颯祐のパンツも濡れていた。僕よりももっと濡れていて、僕の息も荒くなる。掴まれた手を退けて、僕は颯祐のパンツを下ろすと、あり得ない位に大きなモノが顔を出したので、思わず怯んでしまった。
「漣…」
かすれた声で僕を呼ぶ。出来るか不安だったけれど、颯祐のモノを口に咥えて、ゆっくりと上下に動かしてみたら、颯祐の息が更に荒くなって、僕の頭を掴んだ。
「漣、漣…漣…」
何度も僕の名を呼ぶ。僕の髪をかき上げて、咥えている顔を覗き込んで興奮している。気持ちが良いんだ、良かった、と思って大きなモノを必死にしゃぶった。
「漣、離して」
途中で颯祐が僕の頭を上に上げて、口から離させた。イくんだと思ってまた咥えると、
「漣!ダメだ!離せ」
とまた頭を掴むから
「僕の口に出して」
そう言って頭を掴む颯祐の手を、僕が掴んで離し、また咥えて扱いた。
「ンンッ!」
颯祐の白濁の液が僕の口の中にドロッと広がった。少ししょっぱくて苦い、颯祐のをゴクンと飲み込んだ。
「漣は、飲まなくていいんだよ」
それでもトロンとした顔で僕の頭を撫でた。
本当に嬉しかった。僕は颯祐と繋がった気がして、とても幸せで、それから僕達はずっとキスをしていた。
✴︎✴︎✴︎
「お腹、空いてない?」
「大丈夫だ。漣は?」
「僕も大丈夫」
颯祐は帰る為に身支度を整えていた。
「寂しいよ」
颯祐の背中に抱き付く。
「じゃあ、一緒にご飯食べるか?」
「本当に!?」
「ああ、母さんにメールしとくわ」
『一人でつまらないと漣からメールが来たから、漣の家で一緒にご飯を食べる』
と送ったらしい。
『颯祐の分、持って行こうか?』
と祐実おばさんから返事が来たようで、
『コンビニで買って行くから大丈夫』
と返すと、僕を見てニコリと笑った。
本当にお腹が空いて無いと言って、颯祐はずっと僕が食事をしている所をジッと見ていた。
「そんなに見られたら恥ずかしいよ」
食べながら紅潮して僕が颯祐に言うと、
「可愛い、ずっと見ていたい」
頬杖を突いて、微笑む。下唇を噛んで恥ずかしそうに僕が笑うと、フッとまた微笑んだ。
「泊まっていって」
玄関先で僕がごねると、
「また明日な」
そう言ってキスをされて、また顔が赤くなるのが分かった。
玄関の扉に手をやった颯祐に
「もう一度」
裸足のままタタキに降り、爪先立ちで襟ぐりを掴んで背の高い颯祐の唇にキスをした。
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