転章1 ホットコーヒー

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転章1 ホットコーヒー

           今日もこの国の歴史の勉強。 まあ、休憩はちゃんとするつもりですけど?(´vωv`*) 実は今日は中庭に来ている。 あの場所は俺のお気に入りポイントだし、人気(ひとけ)も少ないし、部屋にいるとなんだか縛られてる気がして落ち着かない。 ああ、この空気。いいなぁ〜 しばらく景色を眺めて、またノートに向き直る。 えー、『法律はグリフト家第1世の今後の課題書類をもとに、第2世が作り出したものである。』 ふぅーん… 『グリフト王国の法律は以下の通りである。』 下の文字に目を通すと… 細かい字がぎっしり。 いやー!これ覚えるとか言うなよ? とか思ってたら、見つけてしまった。俺は。 『第13条 次期王子は法律を全て覚えなければならない。』 終了。 絶望で机に伏せて唸る。 しばらくじっとそうしてたら、 コツ コツ 足音が聞こえた。 顔をあげると、そこには。 クロエという名のメイドがいた。
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