1人が本棚に入れています
本棚に追加
たんじゅんでふくざつ
好きには色んな種類があるのに、嫌いにも色んな種類があるのに、どれも全く別の気持ちなのに、どうしてひとつの言葉でしか伝えられないんだろう。
だから一生をかけて色んな人とお話するけど、どうせ一生をかけるならもっと色んな言葉で色んな表情で一個だけの気持ちを100%伝えてみたい。
一生をかけるんだからきっとひとりにしか伝えられないんだね。
けどもしも僕がそんな人を見つけても、その人にとってのそれは僕じゃないかもしれないし、
僕だって望んでない人に一生をあげるからあなたのも頂戴なんて言われてもこまる。
こまるんだ。
どうしたらいいんだろう。
けど多分あの人もあの人もそんな深いことなんて考えてはいないんだ。
あらすぐに人を異性として見ちゃって、僕とは違う世界を生きているのね、それならどうぞ頑張って、そんな恋でも叶うといいわね。って、関係ない他人ならそう思ってほとんど気にもとめずにすれ違えるのに。
人に好きって言うのって、あなたが一番好きだって言うのって、あなたの一番になりたいって言うのって、なんかもっとすごいことなんじゃないのかしら。
僕だってしょっちゅう思うけど、僕の関わってる人なんかみんな僕のことが一番好きだったらいいのにって思うけど、なんかもっと、どうしてだろう。
簡単な話。好きな人に好かれたいの。
どういう意図かはわからないけれど、僕はただ友達でいたい。
でも確信するまではわからない。わからないうちは距離も置けない。けどそうやって探ってるうちに拗れて戻れなくなるなら、僕はもうこれ以上は近寄れない。気持ちのわからなくなるようなことを言わないで。
だめだ、わからない。わからないくせに一丁前に困って馬鹿みたい。考えるのもやめにしよう。
僕はもう寝る。今度電話がかかっても僕は出れない。おやすみ。
最初のコメントを投稿しよう!