夢を叶える

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夢を叶える

作品集を出版しようと決めた段階で、そもそも作品が集まるのかという不安がありました。知り合いの作家さんに声をかけるしかありませんが、誰もが自分の作品の創作もありますし、リアルで忙しい人も多いです。どんなに熱意があっても、作品が集まらなければ、話になりません。 声をかける中で、何人かは断られましたが、多くの人が快く引き受けてくれました。そればかりか、Twitterを見て、私も参加したいという作家さんもいました。これはとても嬉しいことでした。多忙な中でどの作家さんも執筆をしていただき、作品が出揃いました。力作ばかりが集まり、本当に本当に感謝の想いでいっぱいでした。 作品集を出版した時に、一人の作家さんに言われたのが、「私の夢が実現しました」という言葉でした。私はふと思ったのです。作品集のために、作家さんが努力していただいていると考えていましたが、この作品集が作家さんのためにもなっていたのだということを。一つの目的のため、作品集を完成させることに無我夢中でした。しかし、気づいたら、この作品集はそれぞれの作家さんの夢も乗せていたのです。 私もふと、十年前の若き頃の夢を思い出しました。自分の小説を本にしたい。あの頃は、公募にも挑戦していましたが、全て落選して、挫折し、何年間も執筆をやめてしまいました。今こうして、作品集を出版して、自分の小説が本になっていることに気づきました。まさに、十年前の夢が叶っていたのです。Kindle出版は多くのアマチュア作家さんの夢を叶える手段になり得る、この企画を通して私は確信しました。
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