エピローグ

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エピローグ

兄弟は思いました。兄弟で一番嫌われているのは自分たちではないか。一番運動してるのは自分たちではないか。紙の上に登場してるのは自分たちが一番多いのではないか。一番誤差なく動いているのは自分達ではないか。実在していないのにこうも嫌がられるのはどうしてだろう。自分たちだってそんなことが目的で生まれてきたわけじゃないのに。そして兄弟は叫びました。 「「もう、問題に出さないでくれ!」」 「なにこれ?」 「いや、ちょっと面白半分で作ってたら……」 「せんせー、答え教えて!」 物語のサブタイトル 算数・数学の世界にのみ存在する兄弟の一日。
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