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しばらく私は見つめてた。
ふと、我に返ったようにハッと気付く。
ん…?
この顔どこかでみたような…。
いや。
毎日嫌な程見てる。
いきなり私は、
「あー‼‼」
自分でも驚くほどの声を出していたんだ。
「ちょ、ちょっと‼春美?」
自分に続いて、冬実も驚いた声を出す。
そう。
冬実が好きになった人。
それは……。
「兄貴‼」
私の兄貴だったんだ‼
「は?春美、こんなとこで何やってんだ?」
兄貴が不思議そうな顔で、私に声をかける。
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