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「おい、春美。人の話聞いてんのか?」
コツン。
いきなり人の頭叩いてきた。
「ちょっと、何すんのよ‼」
「怒ってる場合か?ここで何してんのかって聞いてんだよ」
「のど渇いたからジュース買いに来ただけよ‼」
「ふうん」
まるっきり信じてない…。
悪魔だ…。
「ねぇ…春美?」
心配そうに声をかけてくる、冬実。
あ、いけない‼
冬実を忘れてた。
「兄貴」
「なんだよ?」
「この子、高校になって初めて出来た友達、工藤冬実」
「は、初めまして…。工藤冬実です」
照れた顔で挨拶する。
んで、さらにムカツクの‼
「初めまして。俺、妃拓夢です」
天使のような顔で笑ってるの‼
ムッ‼
こんな顔、私初めて見たけど?
冬実みたいに可愛い子には、やっぱり兄貴も弱いんだ?
悔しい‼
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