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月明りは雲に遮られ、周りを照らす明かり小さなランタンだけだ。手を洗っていると強い痛みの後にだんだんと感覚がなくなってくる。我慢してしっかりと洗わなければ、今から給料をもらうのだから。
手をズボンでぬぐいながら駆け足で戻る、日が暮れて益々寒さが増した。
納屋まで戻るとジュンさんが言った。
「手、だせ」
僕は冷たくきれいになった手を出した。
この世界では「幸せ」がすべてだ。
幸せなものが誰よりも偉い。みんなじぶんが幸せになることを目指す。定義は人それぞれだがあることを行ったり、あることを考えたりし結果「幸せ」になれたらじぶんのなかに幸せが生まれる。どんな事、行動、ものあらゆるものに幸せはある。つまりどんなことをしてもいいから幸せになることが大事だ。
じゃあ好きなことだけして「幸せ」をため続けたらいいと思うだろうがそうはいかない。 どんなに幸せになっても生きるためには衣食住が必要。ここではそれらを「幸せ」で買う。
この世界では「幸せ」がすべてだ。
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