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人数と交差
【数えてみました】
この人数に深い意味はないのはわかっていても、数えられるなら数えてみたい!ということで嶋田と金谷、それぞれ数えてみました(;´∀`)
(数え間違いがあったらすみません)
国立国会図書館デジタルコレクション 加工済
【嶌田】
人足49人
大名行列60人
計109人と馬4頭の大所帯
【金谷】
人足53人
大名行列7人
庶民8人
計73人
(赤丸内は、拡大してもはっきりとは数えられませんでしたが、この担ぐ人の多さは担ぎ手16人と手張り4人による大高欄連台だと思われ、その人数をカウントしました)
↓拡大バージョンをぜひご覧ください
【嶋田】
【金谷】
2枚ともこんなに大人数なのに、こんなに小さいのに、話し声が聞こえてきそうなほど一人ひとりが生き生きと描かれていていて、広重凄いな~と驚きと共に、これを彫り擦りあげた彫師、摺り師の職人技にも惚れ惚れします。
【交差】
鳥観図で描かれてのびのびはしていますが、ともすると面白みのない構図になってしまうところ、大井川と行列が交差することで、大名行列にリズムを生ませ、尚且つ川岸に目線と興味をぐっと引き付ける印象を与えているそうです。
金谷も同じく大井川と行列が交差して同じ効果があるようです。その上、一行から自然と山の中腹にある金谷宿へと向かうよう目線誘導されているのがわかります。
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