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「…いぃの?私で…」
必死で振り絞った声は震えていた…
「真那と過ごすって決めて仕事調整してたんだから…」
「真哉の…バカっ…」
「馬鹿でもいいよ?真那と過ごせるなら…
真那?一緒にいてくれる?」
まるで私の我慢を見抜いているのかと思うくらいに…
私が聞きたかった言葉を言ってくれる…
そんなに優しくされたら…
「早く…真哉に会いたいなぁ…」
素直に本音が出てしまった…。
「………!!…えっ…真那?」
真那のこんなにもストレートな言葉久しぶりだ。
いつも俺を気遣ってばかりの真那の本心が聞けて、胸が熱く嬉しくなった…。
昼間の寂しさが消えていく…
「俺も…会いたいよ真那。」
「ほんと…?」
「真那こそ本当?」
「…うん…すっごい会いたいよ…」
「俺もだよ。…じゃあ24日18時にいつものファミレスの中で待ち合わせ!」
「うっ…うん笑」
真那の甘えに顔が緩み、本題を忘れそうになるとは…。
まぁ日程は真那の2つ返事で決まった。
「じゃあ真那24日に。」
「うん笑
真哉お仕事頑張ってね。」
そう言って電話を切ると、俺は方向を反転させ、真那のプレゼントを買いに向かった。
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