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真紀奈が殺したってどういうことだろうか? それにこの女の子は誰だろう。
『わたしが誰か分かっているよね? 真紀奈お姉ちゃんの妹の利香奈だよ』
女の子が妹の利香奈だと言った。真紀奈の妹だと言うことはつまりわたしの妹 でもある。
わたしにもう一人妹がいた。そんな大切なことを忘れていたなんて……。
「い、いや~利香奈なんて知らない」
真紀奈の口がわなわなと震えている。
『知らないってどうして? 真紀奈お姉ちゃんがわたしを呪い殺したんだよね』
「し、知らないわよ。何のこと?」
真紀奈はぶるぶる震えながら叫んだ。
『真っ赤な薔薇に利香奈を殺してとお願いしたよね。わたしは真紀奈お姉ちゃんに殺されて暗闇の中で孤独だった』
利香奈の声は悲痛な声だった。
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