第四章 ラブレター

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第四章 ラブレター

初恋・・   そぉ、向日葵には 想いを寄せる相手がいた。  ただ 頭には そのコばっかりいて 授業中にノートの切端を いつも投げてくる。   “寝るな、ばーか”   たわいもなぃメッセージ。 けど唯一穏やかでいられる時間。   ある二時間目の授業中   向日葵は 想いを伝えようとラブレターを書いていた。   今日こそ伝えようと・・   本をたて こっそり 書いていたのを 先生に見付かった。   「向日葵、なんだこれは!授業集中しろ。」   そのラブレターを取り上げ いきなりみんなの前で 先生は読みあげた・・ 向日葵『お、おぃ💦』   みんなには 冷やかされ 笑われてる・・   先生って なんだょ・・・   大人なんて・・・         一体何を信じたら ぃぃんだょ・・・       やっぱりここに 俺の居場所はなぃ・・   それ以来学校さえ いかなくなった。   向日葵にとって この日の出来事こそ グレる原因だった・・   ラブレター・・ 想いを綴った一枚の紙は 心なぃ大人の手によって 捨てられた・・
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