第4章(2)ジャナフside

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ミライさんは、服の左胸に白金バッジを着けていながらも、それを隠す事もせずに両手をズボンの両ポケットに突っ込んで、微笑んでいたんだ。 いくら隠れ家内と言っても、ボクとは初対面で、敵かも知れないのに……。 けれど。 そんな無防備な相手を前にして、ボクは立ち止まってしまった。 自分から、それ以上……近付く事は出来なかった。
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