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「以前は、カフェラテを頂いて美味しかったので、いろいろ飲んでみたいです。コーヒー専門店でしか飲めないようなコーヒーを・・・この『ラシアン・コーヒー』をお願いしてもよろしいでしょうか?」
「へえ~いいねぇ!『卵黄』と『ナツメッグ粉』が入ってるんだ!?ならあたしも、『ラシアン・コーヒー』にしまーす!兄貴は!?」
「俺も同じもので良い!」
「だったら、俺も同じものを頼むか!?家族みんなで、『ラシアン・コーヒー』といこうじゃねぇーか!!」
「なっ!?なんで家族表現するんだ!!?」
「だってそうだろう!?聖歌ちゃんがお前の嫁さんになるなら、家族になるじゃねぇかー?間違ってないよな、聖歌ちゃん!?」
「・・・はい。みなさんさえ、受け入れて下さるのなら。」
「ばっ!!?聖歌!!いちいち馬鹿正直に答えるんじゃねぇよ!!!」
「きゃははは!兄貴顔真っ赤で可愛い!!」
「蹴り倒すぞクソ妹!!?」
「じゃあ、HAWKSご一同のオーダーは『ラシアン・コーヒー』でいいとして~凛!何が飲みたい?」
「えーと・・・では、ビチェリでお願いします。」
「凛もコーヒーか。烈司達はどうする?」
瑞希お兄ちゃんがオーダーを聞けば、笑顔で烈司さん達は答えた。
「凛たんがコーヒー言うなら俺もコーヒー♪『カフェ・キャッネーラ』でよろしく!」
「あたしもコーヒーにする♪『カフェ・ロマーノ』をちょうだい♪」
「フン!コーヒーの気分だからコーヒーにするだけだ。『カフェ・アラブ』だ。」
「わははは!酒の入ったコーヒーで頼むぞ!!酒が入ってれば、何でもいいぞー!!」
「じゃあ、皇助は『サロン・アインシュペンナー』にしとくわ。ヤマトは?」
「うはははは!わしは『カフェ・ショコラチーノ』でお願いしまーす!」
「みんなコーヒーか?」
みんなのオーダーに苦笑いする瑞希お兄ちゃん。
「出来るまで、テキトーな場所に座って待っててくれ。」
「そうするわ。ビッグ鈴木さん達、座って座って!」
「わははは!遠慮すんなよ、オヤジ達―!」
「ぐははは!すまんなー!どっこらせっと!」
烈司さんと百鬼がHAWKSの皆さんを座らせた頃には、すでに瑞希お兄ちゃんはコーヒーを作り始めていた。
手際よく動く瑞希お兄ちゃんに私は勇気を振り絞って言った。
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