◇落花流水の情(らっかりゅうすいのじょう)!! 恋と願いはよくせよ!!◇

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「以前は、カフェラテを頂いて美味しかったので、いろいろ飲んでみたいです。コーヒー専門店でしか飲めないようなコーヒーを・・・この『ラシアン・コーヒー』をお願いしてもよろしいでしょうか?」 「へえ~いいねぇ!『卵黄』と『ナツメッグ粉』が入ってるんだ!?ならあたしも、『ラシアン・コーヒー』にしまーす!兄貴は!?」 「俺も同じもので良い!」 「だったら、俺も同じものを頼むか!?家族みんなで、『ラシアン・コーヒー』といこうじゃねぇーか!!」 「なっ!?なんで家族表現するんだ!!?」 「だってそうだろう!?聖歌ちゃんがお前の嫁さんになるなら、家族になるじゃねぇかー?間違ってないよな、聖歌ちゃん!?」 「・・・はい。みなさんさえ、受け入れて下さるのなら。」 「ばっ!!?聖歌!!いちいち馬鹿正直に答えるんじゃねぇよ!!!」 「きゃははは!兄貴顔真っ赤で可愛い!!」 「蹴り倒すぞクソ妹!!?」 「じゃあ、HAWKSご一同のオーダーは『ラシアン・コーヒー』でいいとして~凛!何が飲みたい?」 「えーと・・・では、ビチェリでお願いします。」 「凛もコーヒーか。烈司達はどうする?」 瑞希お兄ちゃんがオーダーを聞けば、笑顔で烈司さん達は答えた。 「凛たんがコーヒー言うなら俺もコーヒー♪『カフェ・キャッネーラ』でよろしく!」 「あたしもコーヒーにする♪『カフェ・ロマーノ』をちょうだい♪」 「フン!コーヒーの気分だからコーヒーにするだけだ。『カフェ・アラブ』だ。」 「わははは!酒の入ったコーヒーで頼むぞ!!酒が入ってれば、何でもいいぞー!!」 「じゃあ、皇助は『サロン・アインシュペンナー』にしとくわ。ヤマトは?」 「うはははは!わしは『カフェ・ショコラチーノ』でお願いしまーす!」 「みんなコーヒーか?」 みんなのオーダーに苦笑いする瑞希お兄ちゃん。 「出来るまで、テキトーな場所に座って待っててくれ。」 「そうするわ。ビッグ鈴木さん達、座って座って!」 「わははは!遠慮すんなよ、オヤジ達―!」 「ぐははは!すまんなー!どっこらせっと!」 烈司さんと百鬼がHAWKSの皆さんを座らせた頃には、すでに瑞希お兄ちゃんはコーヒーを作り始めていた。 手際よく動く瑞希お兄ちゃんに私は勇気を振り絞って言った。
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