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そして当日
「…ね、ねぇ、お兄ちゃん。」
「言うな三玖。わかってる。」
今俺たちは指定された学園の前に立っているのだが、
「税金の無駄使いだろ絶対…。」
と言うほど大きかった。
「あ、多分だけど俺達、Sクラスになると思う。この間やった魔力量測定で俺達加減無しでやって、測定に使う水晶を木っ端微塵にしちゃったからさ。属性も隠せてなかったから持ってるの固有属性以外は全部出ちゃったしな。あ、Sクラスってなると、大貴族とかいると思うけど、大丈夫、か?」
と俺が聞くと、
「うん、大丈夫。だって何かあったらお兄ちゃんが守ってくれるでしょ?」
と三玖が言った。
可愛いやつめ…。
「まあまずはこの学園を平和にする為に、ユリとかいうやつを倒して俺がトップに君臨しなきゃな。」
と言った。
すると、
「早かったわね。今から案内するわ。」
と言った(おそらく)女性教師が来た。
え?誰?
「すみません誰ですか?」
「自己紹介がまだだったわね。私はアイラ。ここの3年生の学年主任をしてるわ。お2人の実力はユリとレインから聞いてるわ。よろしくね。」
と言ってきた。
アイラは藍色の長髪を後ろに繋ぎ、眼鏡をかけている真面目系な美人教師。
しかし、その胸元は開いていていて、本当に教師か?と思う。
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