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コンピューター授業
優也は学校でのコンピューターの授業がわりと自分に向いている事に気がついた。
コンピューター授業で優也はブラインドタッチも
メキメキと上達していった。
そして、優也は手始めにWordの試験とタイピング試験を同時に受けて資格を取ろうと思っていた。
島田正彦もWordの試験を受けるまでに上達して
行った。
パソコンのスペシャリストの先生の飯島洋子は
一年A組のクラスメイトの前でこう言った。
「島田正彦君 進藤優也君 巻田由美子さん
佐々木恭子さん 今田真君 桜井南さんこの六名は次のコンピューター授業から特別コンピューター
授業に移ってもらいます。
こんなに早く特別授業を受けられる生徒が出てきて先生はとても嬉しいです。
よく頑張りましたね。
皆さん拍手~この六名はコンピューター資格の試験を半年の間に二つ取れば行きたい高校の推薦が
中学一年の時にとれる事になります。
中学二年でまた二つ資格を取れば行きたい高校が
例えレベルか高いどんな高校でも入学する事ができます。皆さんも希望の高校に入れるように頑張りましょうね」
その授業を見ていた中林進も「皆も六人に追い付くように頑張れ。特別コンピューター授業に選ばれた六人よく頑張ったな。先生嬉しいよ」そう言って
誉めた。
一方なかなか覚えが悪いクラスメイトもいた
始めにコンピューターを勉強しておかないと大変な事になると言っていた田村孝志もその一人だった。
正彦も優也も放課後孝志にパソコンの事を教えて
あげたかったが学校から帰るとパソコン教室やら
家での復習やら人の事を構っている暇など今の優也と正彦にはなかった。
そして、特別コンピューター授業に選ばれた生徒と選ばれなかった生徒は互いに別世界の人間として意識するようになっていた。
そして、孝志は次の日から朝一番に学校に来るようになっていた。それはコンピューター室を借りる為だった。
孝志は皆が来る前からコンピューター室でパソコンの勉強をしていたのだった。
優也も正彦も孝志が授業について行く事ができずに
苦しみながら早朝コンピューター室を借りて勉強しているとは思ってもいなかった。
そして、孝志はクラスの誰とも口を聞かなくなっていった。
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