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心からの叫びは声にはならず。
強すぎる快感から何とかして逃げようと試みたけれど、経験豊富でこなれたあざと貴公子に捕まれば、そんなの成功するはずもなく。
撫で回されて、探し当てられて、力が入らなくなった後はもう駄目だった。
言うことをきかない身体は、されるがままにすべてを受け入れるしかなくて…。
自分のものじゃないみたいな、甘ったるい声が漏れ出て止まらなくて…。
何もかもを彼に委ねてしまったせいで、ひたすら快楽に溺れ続けるしかない――――…。
もう何もわからない、考えられない…と目を瞑って意識を手放そうとすれば、それを許さないというように最奥まで暴かれて、再び絶頂まで連れていかれる。
「もっ……だめ…、おかしくなる…」
『なっちゃっていいよ』
「ぁ、ぁっ、…ぁあ」
こんなの知らない―――…。
こんなに深くまで繋がれるなんて知らなかった。
お互いの肌が触れ合うだけで、本当に溶けるんじゃないかと思うほど、信じられないほど気持ちがいい…。
嵌り込んだら最後、深く深くまで引っ張られて、自力じゃ抜け出せなくなる―――――…。
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