第一話 悪夢?

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ゴーン、ゴーン。 これが俺の学校のチャイム少し変わってるよな。 慣れればイケるぞ。これ。慣れって怖ぇ。 「ではこれから授業を始めるぞ」 「きりーつ、れーい、おなしゃーす」 「おえあーす」 挨拶なんてダルいよな。テキトーが最強! 「えー、じゃあ今日は……殺害方法だな」 え? 陽太が周りを見渡しても真面目にみんな授業を受けている。 俺がおかしいのか?どうなってる。そういえば学校のチャイムってこんなだったか? 陽太の耳にしばらく先生の声、いや何の音も聞こえていなかった。 「はい、じゃあこの時はどうしたら良いか分かるか?」 生徒が手をあげる。それも陽太以外。 「はい、じゃあ小森」 「はい。心臓を撃ち抜きます」 「惜しいな。じゃあ横田」 「はい。額の中心です」 「よーし、正解だ。心臓を撃ち抜いたとしても相手は即死しない──」 みんなどうしたんだ?小森だってそんな真面目じゃないだろ?横田だってもう少し気だるく答えろよ。何でみんな、何で……。 目に光がないんだ?
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