第3話『うっかりがぶ飲みカルーアミルク』

3/3
前へ
/286ページ
次へ
 なるほど、と会話はそこまでだったが次々と来る料理の量に……ひと口ずつ食べれるか自信がなかった。  とりあえず……唐揚げとフライドポテトを食べてから、せっかくのカルーアミルクをいただくと……驚くほど飲みやすく、優樹菜(ゆきな)がストップをかけなければ一気飲みするところだった。 「そんなに美味しいんですか?」 「うんうん。カフェオレと勘違いしちゃうくらい」 「んー。私も次はそうしちゃおうかなあ」 「甘いの好きならオススメだねぇ?」  流石にサービスではないだろうが、作ってはくれるだろう。  裕司(ゆうじ)は今頃仕事だろうが……今日は今日で、部署からの祝いの席を大いに楽しもうと決めた。  酒はいくらかセーブしたけれど、胃袋ははち切れんばかりに大量に詰め込んだ怜だった。
/286ページ

最初のコメントを投稿しよう!

87人が本棚に入れています
本棚に追加