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たくさんの人々に支えられてきたからこそ、感謝の気持ちも込めて……ホテルで結婚の催し物をきちんと迎えたい。
それを皆の前で告げると……紫藤もだが、他の上司らも涙ぐんでいた。
「うぉお!? 俺は猛烈に感動した!!」
「しどたんは泣き過ぎ」
「だって……バイト時代からの部下が成長したんだって!!」
「分からなくもないけど、鼻は拭きなさい」
「ぐず」
そこからは、個別に乾杯をしたいと代わる代わる怜のジョッキに自分のジョッキを軽くかち合わせて……が続き。
全員が終わった頃には、流石にビールも少しぬるくなったが……真尋ら店員が持ってきた料理でテンションが高くなった。
「はぁい! サザエの壺焼きとミックスフライ盛り合わせ!!」
それと……と、真尋が何故か怜の前に覚えのないカクテル……多分カルーアミルクのグラスを置いたのだ。
「まーちゃん?」
「前に好きって言ってたでしょ〜? 結婚決まったんなら、あたしからのささやかなサービスプレゼント!!」
「あ、聞いてた?」
「ゆーちゃんから教えてもらったのよん」
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