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「お腹ぱんぱん! 披露宴だとどんくらい食べれるんだろう??」
「葛木さんとかに聞いたりした?」
「ドレスキツいし、挨拶とかが多いならあんまり食べれないって聞いた。仕事はまだ高砂任されたこと少ないし」
裕司も詳しくないが、高砂とは新郎新婦が披露宴の時に座る席のことを言うらしい。裕司は今の部署の関係でほとんど見た事がないが……歓談の時間以外は立ったり座ったりが多いとか。
お色直し……も、一応プランには組み込んだが、レンタルとは言え衣裳を汚さないかとても心配だ。
「……まあ。料理長や先輩らの料理はきちんと堪能したいぜよ?」
「和中洋混ぜたもんね〜?」
和食部門の板橋も、出来れば祝いたいの言葉もあったため……そうしたら、いつもは大人しい中華部門の楊まで参戦を言い出してきた。
全部、山越を含めるまかない処でのやり取りだったが。
怜もだが、裕司にもそれなりに気にかけてくれることが……裕司は素直に嬉しかった。
しかし、料理のメインはやはり洋食部門の中尾に決定はしている。
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