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「それは絶対似合うぜよ」
「……まだ着てないよ?」
「コスプレじゃないけど、貸衣装で着てたのあるじゃないか?」
「あれはやめて!?」
たしかに、民族衣装をコスプレっぽく着たことはあるけれど……ドレスでも何でもない。裕司と民族関連のテーマパークに行った時だが……あれは少し後悔した。結構重かったのだ。
「綺麗だったのに?」
「……ありがと」
それをさらりと褒めてくれる裕司も、あの時同じ民族衣装の男性版を身につけてくれた。それを覚えていない怜ではない。
フルーツワインの度数は少し高めだからか、お風呂から上がっても顔がほてった気がした。
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