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(来た!!やっぱ呼んどいたほうがいいよな…家庭の事情ってレベルじゃねーよ)
公太の警察への通報。吉と出るか凶と出るか。彼の心臓はバクバクと鼓動が鳴っている。
「君か通報したのは⁉一乃瀬さん宅で何があったんだ」
「遠子さ…ここんちに出入りしてるヤベェオッサンが自分の娘監禁してんだよ!!
早く助けてくれよ!!」
「ああまたか…。一乃瀬大志さんだろう?
あの人は何回もこうやって騒ぎを起こしている」
「何回も⁉だったら早く…中にオレの大切な人達がいるんだよ!!」
必死の訴え。だが警察官の一人は予想外の反応を示す。
「一乃瀬大志には我々も手を焼いていて…
今回も大したことはないだろう。
君は未成年だ、早く家に帰りなさい」
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