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「…地下のイカクセェ鎖の鍵早く渡せよ。遠子ちゃんはオマエの操り人形じゃねぇ」
「操り人形は主人に忠実に従うものだが?
貴様のように女遊びを繰り返して遠子を泣かせるようなマネはせん」
「泣かせてンだろーが!!」
大志に飛びつく聖。揉み合いになり壁に激しく背中を打ち付ける。気づけば窓ガラスの外に身を乗り出しーー
「…ッこないだの映時のマネかよ…ッ!!」
待機していたはずの警官はいつしか一乃瀬家を去っていた。何か弱みを握られているのでは、と疑ってしまう。
(このオヤジ…マジで何者なんだよ……ッ
そこまで遠子ちゃんに執着する理由は……)
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