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「と、遠野さーーん!!」
息を切らしながら公太が地下に戻って来た。
何か足早に言いたそうだ。
「な、何ヨロシクやってんですか遠野さん…
大変なんすよ聖さんとアイツが今部屋でバトッてて!!……あれ?相沢さんは?先に地下に戻ったはずじゃ…」
「相沢と一緒じゃなかったのか?」
「いや、一緒だったんすけど聖さんがアイツ追いかけて……………」
公太と顔を見合わせる。まさか一人で鎖の鍵を探しに行ったとしたらーー
罠が設置されている?この家はモンスターハウスなのか?
遠子は再び涙を流す。
「小夜ちゃん…っ!」
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