霧の城③
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「ッ…ンな大勢で来んなよ!!」 ドンッ アイツが背後を振り向いた瞬間隙を見て腹にタックル。軽い身のこなしに俺達は目を見張る。 「大丈夫っすか聖さん⁉」 「大丈夫なワケねぇだろ…落とされそうになったんだぜ。こないだの映時かよ」 一人追い込まれた大志。窓の外には再び野次馬が集まっていた。ニヤリ、と不敵に笑う。
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