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俺は頭はいいが悪人ではない。
夢と野望の為には最大限の努力をし知識をつけるだけだ。
俺は天才でもない。
母親から言わせると俺は【努力の天才】と言う。そして一度拘るととことん追及しないと気がすまないたちだ。
俺の家庭は恵まれている。
決して金銭的に、という訳ではないが、家族中がよく、常識に囚われない両親の考えの元育ってきたので、俺が急に女装をしてみたい!というと家族で女装【メイクは母親】してみたり、性の話も奔放でこそこそ隠す位なら堂々とやれ!という父の助言に従いパソコンのデスクトップにエロアイコンが増えても何も言わない。18禁以上のエロゲーを頼むと購入してくれるのも父だ。
何なら父とエロゲーを語りだしたりする。
そんな時、異性の母は?というと、これまた母も変り者のうえ、バイセクシュアルというのもあり、仲間に入って、そして一つ下の弟も含め、うちは多分、常識はずれな家庭なんだと思うが、俺はそれはそれで凄く自分を尊重して貰い、ありがたいと思っている。
俺に友人がいない事や、協調性がない事等も理解してくれ助かっている。
そんな我が家にもルールはある。
【嘘は絶対つかない】
【自分の失敗は自分で解決しろ】
これさえ守れば後は自由なのである。
だから何でも言うし、怒られると分かってる事でも口にする。そして会議が始まる。
うちは一人一人が自立した人間として扱われる。
だからこそ、自分の責任はちゃんと取らなければならない。
まぁ、そんな事もあって、俺は至って綿密に作戦を練り、必ず合意を求める。
万が一だ、この2階の秘め事が両親にバレるとする。
俺は包み隠さず正直に言うし、両親の意見もちゃんと聞くつもりだ。
結果はどうなるかはわからないけど両親に嘘をつく気にはなれない。他人には息をするように付けるけど。
まぁそんなドキドキリスクも抱えながら致すのも確かに刺激的である。
外でやるのは簡単過ぎる。
だからこの部屋の難易度でやるのがいい。
時間配分と相手が逃げるか、叫ぶか、悦ぶか、それもかなり面白い。
この部屋だけで繰り広げられるゲーム。
飼育ゲームか、調教ゲームか?シミュレーションゲームか。
いずれにせよ、リアルはどう転ぶか分からないから楽しい。
バッドエンドも含めて、やり直しが効かないのも、いい。
さて、次の家庭教師でも物色するか。
今回は本物のハイスペ家庭教師を雇う訳だが、どうやって遊ぶか?落とすか?
そしてついでに、勉強だ。
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