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平日家庭教師はそんな感じでそれなりに普通のセックスを楽しんでいた。
さて、夏休みに入り、とりあえず東大コース向けの為の新しい家庭教師が来た。
ドSタイプを選んだとはいえ、流石に見た目だけで真実は分からない。
確かに外見だけはインテリにはあまり見られない派手目の女で、口調も自信満々系のマウントタイプだ。
スタイルはと言うと、身長も高めでウエストの細い、何なら乳もでかくはない。
でもモデル体型である。
きっとよほど、自分に自信がある様にも見える。
というので採用とした。
大学選抜なので、ここは短期決戦だ。
さて、どう料理するか、、、
初見から明らかに彼女は俺をクソガキと思っているであろうマウントをやはり取ってきた。
成る程、多分彼女に見合う男になる為には子犬系男子を装った方がいいのかも知れない。
最初の掴みが悪いと何度も言う様だが、不信感になり、その先は絶望的だ。
しかも今回は短期決戦。
早く分析して次の段階へ進めないと。
こういうインテリマウント女子はホストの様にとりあえず相手の自尊心を高めてやればいい。
やることなすことにいちいち尊敬し、感動し、そして、甘える。
「やっぱ、先生すごい!」
「先生みたいな超絶美人な彼女、大学入ったら出来るといいなぁ。」
「ねぇ、先生、僕、、、先生の様な大人の女性初めてなんだ、、緊張する、、」
とりあえず甘える子犬になる。
誉められたりなつかれたりして嫌な女はよほどでない限りいない。
そして家庭教師というというのは基本的に距離が近いという事もあって、選ぶ女性側も本能的、見た目が無理な生徒を指導する訳がない。
そしてそもそも異性の高校の家庭教師を引き受ける時点で、その辺の危機感がないのも特徴の一つである。
「うん。時間がかかりすぎだね、一つの問題に2分以上かかる場合は他から攻略するの。はい、もう一回!」
彼女は結構高圧的である。
まぁ、ハイスペ大学を狙うのなら確かに温くてはダメなのだが、
「んー、、同じとこでつまづくね、これと、これは暗記!聞いてる!?」
俺はここで敢えて目に涙を浮かべて彼女を見た。
「先生、、ごめんなさい。」
彼女は流石に動揺。
「ちょ!泣かなくてもっ!」
「あ、、違うんです、、あの、、どうしても先生の横にいる事に緊張して、、っでも、教えて戴いてるのは凄く嬉しくて、、でも、、応えられなくて、、」
俺は彼女の手を握る。
「えっ!?そんな事で?!」
気分は悪くなさそうだ。
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