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ダンジョン探索
「実は私、冒険者に憧れていたんです」
「メイド姿で言われてもなあ。そうは見えないけど」
ロトトとメドドは湖の底の神殿にやって来た。メドドの目的地はダンジョン探索と言う名の観光であったが…。
神殿の内部を進み、地下の階段がある場所に着いた。
「本当に地下へ続いているな」
「モンスターが出てきたら守ってくださいね」
「任せてくれ。だけど、モンスターはいない気がする」
「勇者の勘ですか。それは残念です。ダンジョンにはラスボスがつきものですよ」
「ラスボスは既に魔王城にいるからな」
「確かにそうですね」
ロトトたちはどんどん深い階に進んだ。その途中には地底湖、水晶の柱があり、なかなか楽しめるツアー、いや探索であった。階が深くなるほど、夏と言うのに涼しさが増した。
「何か音が聞こえる!」
ロトトが何かを聞き取ったようだ。2人は音の聞こえるほうに慎重に進んで行く。
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