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エピローグ
「グガー、ぷすぅー。グガー、ぷすぅー」
地底の奥深く、まだ眠っているモノがいる。それは小柄な男性のように見える。彼は巨大な椅子の裏側に背中を預けるようにして眠っていた。ただし、だんだんと横に倒れながら…。
コテっ。
「イタタタッ」
眠っていたモノは目が覚めた。
「ふぁ~あ、よく寝た。今度はちゃんとしたところで寝ないと」
私は魔神ゴススさまの忠実なるしもべ、ネムム。
私は椅子の正面に回る。
「あれ? ゴススさまがいない。私を置いてどこに行かれたのだ。ゴススさまー!」
背中に巨大なハンマーを背負いながら、私は部屋を出ていった。
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