(絵本用ひらがなバージョン) 1 『ひめをたすけに』 

1/1
前へ
/7ページ
次へ

(絵本用ひらがなバージョン) 1 『ひめをたすけに』 

 むかしむかし、あるおしろに、おうさまがすんでいました。  あるひ、おうさまのもとに、けらいがはしってきました。 「ひめがだいまおうにさらわれました!」 「なにっ、それはたいへんだ!」  だいまおうは、「ひめをかえしてほしくば、1おくドルよういしろ」っていっています。  さすがに、そこまではらえるよゆうはありません。  おうさまはかんがえたすえ、まちのひとたちにいいました。 「ひめをたすけたものには、10まんドルのしょうきんと、ひめとのけっこんをゆるす」 「おぉーっ!」  まちのひとたちから、かんせいがあがりました。  だいまおうのおそろしさは、みんなしっています。  そんななか、ふたりのわかものが、なのりをあげました。  クズオとモブオのともだちコンビです。 「オレらがやります!」  クズオが、じしんまんまんにいいました。 「わかった。オマエたちにまかせよう」 「ハイッ、さっそくまいります!」  クズオとモブオは、かけだしました。
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加