(小説バージョン) 1 『姫を助けに』

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(小説バージョン) 1 『姫を助けに』

 昔々、あるお城に、王様が住んでいました。  ある日、王様のもとに、家来が走って来ました。 「姫が大魔王にさらわれました!」 「何っ、それは大変だ!」  大魔王は、「姫を助けて欲しくば、1億ドル用意しろ」と言っています。  さすがに、そこまで払える余裕はありません。  王様は考えた末、町の人達に言いました。 「姫を助けた者には、10万ドルの賞金と、姫との結婚を許す」 「おぉーっ!」  町の人達から、歓声が上がりました。  大魔王の恐ろしさは、皆知っています。  そんな中、二人の若者が名乗り出ました。  クズオとモブオの友達コンビです。 「俺らがやります」  クズオが、自信満々に言いました。 「わかった。オマエ達に任せよう」 「ハイッ、早速参ります!」  クズオとモブオは駆け出しました。
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