「リンドバーグ子爵令息、婚約破棄される」の巻

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「リンドバーグ子爵令息、婚約破棄される」の巻

「この場であなたとの婚約を破棄します」 大広間中央の階段途中で足をとめ、虫ケラを見るような眼差しをこちらに寄越す男と女。 広間に流れるワルツなどもう誰も耳を傾けておらず、刺激を求めるうら若い令嬢令息たちは遠巻きに事態の行方を見守っている。 「何かおっしゃりたいことが?」 いかにも貴族的な皮肉交じりの冷笑でのたまうのはジョージ・ファイアストン。偉そうにしているが、たかだか男爵家の息子だ。その隣に寄り添うのはオリビア・フォスター侯爵令嬢。さっきおれに婚約破棄を言い渡した女。 「ファイアストン卿、わたしは大人しく身を引きます。どうかオリビアと幸せになって下さい」 「ゼン。もう婚約者ではないのですから、オリビアなどと親しげに呼ばないでいただけますか?」 そう言うオリビアは今おれのことを「ゼン」と名前で呼んだのだが、彼女が自分のことを棚上げにするのは日常茶飯事だ。今ここで揚げ足をとったりしたら、婚約破棄どころかそれを通り越して我が家門にどんな嫌がらせをしてくるかわからない。 子どものいないリンドバーグ子爵家に養子として迎えられたおれに、フォスター侯爵家から縁談の話が来たとき両親は泣いて喜んだ。しかし、あれからたった三ヶ月。オリビアの傲慢で我儘な態度に辟易しているのはおれだけではなかった。おれの幸せと家門の将来を両親が案じていることも知っている。この破談はリンドバーグ家に安堵と平穏を、そしておれには希望の光をもたらすのだ。 何よりおれは自由になりたい。 「失礼いたしました、フォスター侯爵令嬢。わたくしには至らぬ点が多々ありましたが、ファイアストン卿ならあなたを幸せにすることは間違いありません」 ジョージ・ファイアストンは不幸になるかもしれないが、そんなのはおれの知ったこっちゃない。男爵家の息子が侯爵家の娘と結婚できるのだ。今頃ファイアストン家は大喜び。おれも心の中で万歳三唱しておこう。 オリビアは侯爵家の生まれでなければ口も手癖も悪いただの性悪女。猫かぶりの技術だけはプロ並みの上、陰口を叩こうものなら侯爵家の力で何をされるかわからないからみな口を噤んでいる。おれが異世界召喚される前の記憶を参考にするなら、いわゆる「悪役令嬢」というやつだ。 三年前召喚されたとき、本来はペット用の中級魔獣が召喚されるはずだったと聞かされ驚いたが、召喚者がリンドバーグ子爵のような優しい人で良かった。 動物園の飼育アルバイトをしていたおれが何かの身代わりに召喚されたのだとしたら、あのとき一緒にいた子どものホワイトタイガーだろう。あんな愛くるしい魔獣の代わりが凡庸な大学生というのは申し訳ないが、異世界ファンタジー好きのおれは召喚当初浮かれていた。 なぜならリンドバーグ夫妻は魔術師だ。 魔力も何もないおれを養子とし、魔力がないくせに魔法に興味をもつおれに嫌な顔ひとつせず魔術の基本を教えてくれる新しい家族。魔力がなくても魔術が使える裏技なんかも教えてくれ、『魔力ゼロで異世界召喚されたけど金持ち子爵家で悠々自適のスローライフ』的な感じで過ごしていた。 そろそろ社交の場も出てみるかと勉強を始めたのは召喚から約半年後。隣国の名前を聞いて、ここがおれの考えた小説の世界だということにようやく気づいた。 ちなみに「おれが考えた小説の世界」ではあるが、おれはこの小説を書いていない。設定を壮大にし過ぎたせいで物語に手がつけられず放置。塔のように積み上げられた構想ノートの最下部へと追いやられて数年。あの構想ノートはオカンに見られただろうか。行方不明になったおれの捜索の手がかりとして警察に読まれただろうか。 あれは創作(・・)のためのものであって捜索(・・)のためのものではないのだ、とオヤジギャクに満足するおれはメンタル強者の自信がある。 どうせならあの構想ノートは創作仲間のアノ子の手に渡ってるといい。次に会ったときにはキスくらい、と密かに考えていたのに。 アノ子のことを思い出したとき、メンタル最強のおれはひとつの野望を抱いた。リンドバーグ夫妻にもう一度子作りをがんばってもらい、跡継ぎができたら隣国グブリア帝国にある魔塔に行こう。世界樹の精霊の加護を受けた魔塔主なら、おれを元の世界に戻せるんじゃないだろうか、と。 三年間リンドバーグ子爵家の息子として過ごしたが、グブリア帝国への憧れは日に日に強くなるばかりだった。なぜなら、おれの今いるギャクハー王国は女が常に男の上にいる。そして魔力の強さがものを言う。グブリア帝国とは真逆の世界観なのだ。 グブリア帝国では魔術師は魔塔に押し込められ、一般人に魔力はない。そもそもグブリア帝国皇帝が魔術嫌いだ。また女性の社会進出という面ではひと昔前の日本と同レベルで、女性である皇后及び皇妃には国務に口を出す権限はない。それが良いとは思わないが、魔力のない男にとってギャクハー王国とグブリア帝国、どちらが住みやすいかは明白だ。魔力量や性別だけでなく獣人に対しても偏見のないリンドバーグ夫妻が特別なのであって、おれが彼らの元に召喚されたのは小説の神様の慈悲かもしれない。 偏見にまみれたギャクハ―王国。オリビアがおれに婚約を申し込んできたのは好奇心からだった。 「へー、魔力のない男ってこんな感じなんだ。かっわいー」 初対面のとき、跪いたおれの頭を気安くなで回したオリビア。自分がペットと同等の存在なのだと気付かされた瞬間だった。 そもそもギャクハー王国は構想に行き詰まったときお遊びで考えたものだ。そこは名前から察してほしい。物語に登場させるつもりもなく、いつか短編でコメディを書くときにでも使えればいいくらいに思っていたのに。おれがこんな世界の外れ地帯に召喚されてしまったのは、構想ノートの神様によるお仕置きかもしれない。 まあいい。リンドバーグ夫妻にイチャイチャラブラブしてもらう作戦はすでに成功し、おれには一才になる義妹がいる。このままおれがリンドバーグ家に居座れば、優しいリンドバーグ夫妻のことだ、おれを跡継ぎにすると言うだろう。だが、本心では血の繋がった我が子が家門を継ぐことを望んでいるに違いない。なぜなら、おれの義妹は一才にしてめちゃくちゃ魔力があるのだ。チート級の魔力は転生者かと疑いたくなるほど。魔力第一主義のこの国でどちらが跡継ぎとして相応しいかは考えるまでもない。だからおれは自ら身を引く。そのためにはオリビアとの婚約破棄が欠かせない。 そしておれは旅に出るのだ。そのあと魔塔を目指して冒険する。異世界に来たのだからスキルゼロだろうが魔力ゼロだろうが冒険しないと始まらない。 ――いや、ちょっと待て。 おれは今まさに異世界シチュエーションを満喫してるんじゃないのか? 舞踏会の大広間。衆人環視の中、侯爵令嬢からの婚約破棄。これは『魔力ゼロで侯爵令嬢に婚約破棄されたが異世界召喚前の知識を使って魔塔でのし上がる』的なやつだ。なにせおれは物理を知っている。科学を知っている。異世界ファンタジーなら魔力がなくてもこのふたつがあれば何とかなる。 この場がまさに小説の一ページ目。 おれは置き手紙を残して子爵邸を後にし、なんやかんやあって(このなんやかんやが考えれないから構想ノートばかりが積み上がっていくのだが)、仲間ができたり恋愛したりイチャコラしたりしながら魔塔にたどり着く。そして魔術師たちに嫉妬されながらも魔塔主の信頼を得て、元の世界に戻る方法を探し、いい感じにラブラブしていた女性魔術師と涙の別れ、そして現代日本に戻ってアノ子とキスをするのだ。 問題は、あれからすでに三年経っているということ。アノ子にはすでに新しい彼氏(おれがアノ子の彼氏だったことはない)ができているかもしれないが、そういうのは考えても意味がない。物語を紡ぐにはまず目的が大事だ。ナントカ王にオレはなる、とか、そういうシンプルなやつがいい。 おれの目的は「かわいいアノ子とキスをする」だ。三年も会ってないおかげで脳内美化されていい感じの美女になっている。元の世界に戻って振られたらコメディだったということでそれも受け入れよう。とにかくおれはギャクハ―王国での異世界スローライフに甘んじる気はない。なぜなら、おれはおれの考えたグブリア帝国をこの目で見てみたい。 ジョージ・ファイアストンに歩み寄り、おれはひしっとその手を握りしめた。おれよりひと回り大きく体格の良い彼なら、きっとオリビアの(自主規制)(ピ――――――)や、(自主規制)(ピ――――――)にも余裕で堪えられるだろう。 「ファイアストン卿、君ならきっと大丈夫だ」 バトンは渡したぞ。 いや、ファイアストン卿。お前はババ抜きでババを引いたのだ。負けたくなければ次のターゲットを見つけババを引かせるしかない。おれは先にこのゲーム(ババ抜き)から抜けさせてもらう。 ジョージ・ファイアストンに憐れみの眼差しを向ける男はおれだけではなかった。周りを取り囲む貴族の中には、おれ同様、かつてババを引いた男たちがいる。おれのように大勢の前で晒されなかったのは、彼らの魔力がオリビアよりも上だからだ。オリビアの好みは魔力の多い男。おれは箸休め的なやつ。 魔力のないおれにも温かな目を向けてくれる、かつてババを引いた男たち。おれと彼らの間には無言の連帯感があり、アイコンタクトで互いを称え合った。 だが、一度ゲームを抜けたとはいえギャクハー王国にいる限りいつまたババを押し付けられるかわからない。先輩たち、おれは先に「アガリ」だ。国外に逃れてしまえばもうババを引くことはない。 さらばだ、ババ(ァ)。 「ゼンがなんだか嬉しそうで気に食わないわ」 えっ? 「わたしとの婚約破棄がそんなに嬉しいのかしら?」 ちょっと待って、ちょっと待って、お嬢さん。 「いえっ、あの、フォスター侯爵令嬢とファイアストン卿の仲睦まじい姿はまわりの人を幸せな気分にさせると言いますか、……そうですよね、みなさん!」 「あら、そう?」 オリビアのご機嫌を損ねてとばっちりが来るのを恐れたのか、ババを引いた先輩たちが密かに拍手をする。目立たないようテーブルの陰や人の背後で拍手する様はさすがとしかいいようがない。ここで目をつけられようものならまたババを引く羽目になるかもしれないのだ。 最初の拍手があればあとは勝手に広まる。楽団員も演奏を止めて手を叩き、侯爵令嬢はご満悦の様子。だがおれはまだヒヤヒヤしている。彼女の目がジョージ・ファイアストンではなくおれを見ているからだ。あれはSモードスイッチがONになった目。まあ、OFFになる方が稀なのだが。 「ゼン、あなたあっさり婚約破棄を受け入れたけれど、どうして破棄されたか分かっているの?」 「わっ、わたしの魔力が……ないからでしょうか」 おれが消え入りそうな声で言うと、まわりの貴族たちからはクスクスと笑い声がおこる。 「違うわ。あなたと話しててもつまらないのよ。魔力がないくせに魔術の蘊蓄ばかり。そのうえ理屈っぽい。魔術はもっと感覚的なものよ。そう、恋の炎が燃え上がるみたいに」 オリビアは蕾が開くように右手をパッと広げ、その手のひらの上に火の玉が現れた。魔力コントロールを覚えた子どもが最初に練習する日用魔法にも関わらず、広間からは拍手が湧きおこる。 「美しい炎です」 ジョージ・ファイアストンが言った。恋は盲目というやつだ。オリビアは彼の前ではまだ猫をかぶっているのだろう。かぶった猫を脱ぎ捨てるのはおれが国外逃亡してからにしてほしいが、とりあえず恥を忍んで魔力のなさをアピールし、完全に興味を失ってもらうのが得策。 「火も点けられないわたしは火打ち石(ファイアストーン)以下。また風魔法で侯爵令嬢に涼んでいただくことも、水魔法で喉を潤していただくこともできません。庭に転がる石ころのようなものです」 「あなたのお父様のリンドバーグ子爵様はすばらしい魔術師なのに、どうしてあなたみたいな人を養子にしたのかしら。婚約したらその理由がわかるかと思ったけど、まったくわからなかったわ」 それはリンドバーグ夫妻にあなたにはない〝優しさ〟というものが溢れているからですよ。 「そういえば、あなたの妹の魔力はすごいんですって? わたしという後ろ盾がなくなって魔力ゼロのあなたは生きづらくなるでしょうけど、魔力のある妹がいればリンドバーク家は安泰ね。わたしも罪悪感に苛まれずに済みそうだわ」 あなたとの婚約がなくなればおれは晴れて自由の身。ちなみにあなたに欠けているのは〝優しさ〟と〝罪悪感〟だと思っているのですが、ご自覚がない? 「みなさんお騒がせしました。どうぞ舞踏会を楽しんで下さい。わたしたちも踊りましょう、ジョージ」 騒がせたのはおまえで、身を犠牲にして偏見まみれの貴族を楽しませたのはおれだ。 勝手に踊るがいい。どうせおまえらはおれが考えた世界の人間。おれの手のひらの上だ。おれはこの世界を知っている。いずれこのギャクハ―王国にも、おれの考えた世界設定の影響が出てくるはずだ。そうなれば優雅にワルツを踊ってなどいられなくなる。 ――やはり、おれは魔塔主に会うしかなさそうだ。 この国に新しい家族ができた。かわいい妹ができた。彼らに振りかかる災厄を軽減できるのは、二百年前の戦争とそれによる世界樹の焼失を直接体験した魔塔主。それ以外に考えられない。 楽団の演奏が再開されて華やかなドレスを着た令嬢たちがクルクル踊り始めた時には、もう誰の目にもおれは映っていないようだった。ここはフォスター侯爵邸。婚約破棄されたおれに居場所はなく、ババを引いた先輩たちでさえ不自然に視線をそらす。 外に出ると二つの三日月が輝いていた。東の空に赤銅色の月、西の空に青白い月。一番最初に考えた設定だ。 大学に入って借りた六畳半の学生アパートでは書けなかった小説の本編。おれはその小説を自分の身をもって書いていくしかない。本編の舞台であるグブリア帝国に行き、魔塔でのし上がって訪れる災厄を回避。英雄となったおれには貴族令嬢からの縁談が殺到。おれはそれをすべて断ってギャクハ―王国の王女と結婚。魔力ゼロを馬鹿にしたオリビア・ババ(ァ)に壮大な「ざまぁ」をお見舞いしてやるのだ。そのあと元の世界に戻る方法を見つけ王女と涙ながらの別れ。現代日本で待っていたアノ子とキスをする。――うん、おれにしては上々のプロットじゃないか? 構想をまとめながらブラブラ歩く侯爵邸の塀沿いに、馬車が並んで控えていた。ほとんどの貴族が魔術を使えるのだから馬車など必要ないのだが、令嬢たちは互いの馬車を比べてマウントを取り合っているのだと最近になって知った。 おれに馬車は必要ない。いつもなら人目を避けて迎えを呼ぶところを、婚約破棄で浮かれたのかおれは少々気が大きくなっていた。首にかけたペンダント。その先についた小さな笛を空に向かって吹いた。 ピ――――――― 頭の上数十センチのところを抜けていくような高い音。かろうじて聞こえるからモスキート音くらいの周波数だと思うのだが、おれに笛を渡した子爵夫妻にこの音は聞こえないらしかった。若い使用人も聞こえないと言っていたから年齢によるものではなく、どうやらこの世界の住人の可聴域がおれより狭いのだろう。なぜかは分からないが、それを言ったらおれがここにいること自体が謎でしかない。 この笛は、特定の魔獣にだけ聞こえるよう魔術付与した魔法具(アーティファクト)。近くで待機していたのか道の先から駆けてくる白い影。並んだ馬車の傍に控えていた御者たちが次々に短い悲鳴を漏らした。 白い魔獣はおれの前にくると行儀よくお座りする。お座りしてもおれと目の高さは一緒だ。動物園にいたあの子どものホワイトタイガーは、この三年でずいぶん大きくなった。召喚したのは一年前だが、今では魔力のないおれの子守り役だ。 「ゼン、わたしを呼ぶのが早くないか? まだ舞踏会の真っ最中だろう?」 「ようやく念願が叶ったぞ、コトラ。おれは旅に出る」 「本当か? それなら今夜はさっさと帰って祝杯だな。早く乗れ」 魔獣が喋ったことで御者の何人かが腰を抜かしたようだった。 この世界の魔獣は二種類。ひとつは世界のマナ循環の辺縁で汚れたマナの影響により生まれる野生の魔獣。もうひとつはコトラのように別世界から来た召喚獣だ。 魔術嫌いの皇帝がいるグブリア帝国では魔獣の召喚術は黒魔術とされ、召喚された魔獣は悪魔とされるが、ギャクハ―王国では召喚獣を使える人間は尊敬の目で見られる。グブリア帝国と反対の設定にしただけなのだが、そのおかげでおれは道行く人々からいま羨望の眼差しを向けられている。 これまでは魔力ゼロのおれが召喚獣を使っても悪目立ちするうえにオリビアの歓心を買うだけだと思い控えてきたのだが、おれはもう旅に出るのだ。 「どうせなら召喚獣で帰ったという噂をオリビアに聞かせて地団太踏ませたい」 心の声が漏れてしまった。ピクッと耳を動かしたコトラは、気を利かせたつもりなのかおれを背に乗せて侯爵邸の庭を突っ切っていく。乱入した魔獣に人々は最初驚くが、おれが背に乗っているのを見て表情が変わるのは気分が良い。 「ゼン、この姿をオリビアに直接見せなくていいのか?」 「その場で婚約破棄を撤回されたら困るからな。万一に備えて家に戻ったら速攻で出立の準備をしないと」 「子爵夫妻は悲しむぞ」 「永遠の別れじゃない。それに、おれは将来の災厄から子爵家を守るためにも旅に出ないといけない」 「そうか。なら祝杯をあげる時間もないな。今夜中に子爵邸を出よう」 コトラが地面を蹴って塀を乗り越えた直後、 「ゼーーーーーーーン!」 とオリビアの声が聞えてきた。道を駆けながらククッとコトラが笑う。 「ざまぁ、だな。ゼン」 「ああ。ざまぁ、だ」 いつかオリビアに「ざまぁ」って言ってやるんだ。おれは何度かコトラにそんな話をした。人気の異世界小説なら大勢の前でけちょんけちょんにやりこめるところを、構想ノートばかり積み上げて物語を書けないおれの「ざまぁ」レベルは今のところこんなもんだ。 まだ小説は冒頭の一ページ目。楽しみは後に取っておけばいい。
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